ガラス作家 田中加奈子の制作日記

作品制作にまつわるエトセトラ

ステンドグラスのおはなし

こんにちは(^O^)

 

ガラス作家の田中加奈子です!

 

前回まで自己紹介ブログを綴ってきましたが、今回からやっとガラスのことを書いていきたいと思います^^

 

 

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私はガラスを素材に作品制作をしているのですが、ガラスを扱うには様々な技法があり、それを組み合わせた作品をつくることが多いです。

 

その中でも、私はステンドグラスを作る技法を多用しています。

 

ステンドグラスというと一番最初に思い浮かぶのが、教会にある色彩豊かで煌びやかなステンドグラスという人が多いと思います。

 

こんな、聖母マリアやキリストの絵柄のものとか

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そして次に思い浮かべるのは、こんなドーム型のクラシカルなランプではないでしょうか。

 

ティファニーランプと呼ばれるやつ

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厳密に言うと、この二つは作り方が若干異なるのですが、色が綺麗なガラス片をパッチワークのようにつなげて一つの作品にしていくというところで共通しています。

 

そして、ガラスは光を透過するので、窓やランプにすることによって発揮される美しさはステンドグラスの醍醐味といえるでしょう。

 

私はこのガラス片をパッチワークのようにつなげて一つの作品にしていくという技法に注目しました。この技法であれば、吹きガラスのような大がかりな設備もいらないし、他の技法で必要になる大きな電気炉も不要。

 

吹きガラスの制作現場

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中型の電気炉 実は最近買っちゃいました(^^ゞ
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最低限必要な道具はこの、ガラス用カッターはんだごてのみ。本当に最低限の話ね。

 

左:ガラス用カッター 右:はんだごて 

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たったこれだけなのに、可能性は無限大で、教会の大きなステンドグラスパネルや、ティファニーランプのような立体作品が作れちゃうのです。

 

プラハ城のミュシャデザインのステンドグラス

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テーブルランプタイプのティファニーランプ
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そんなステンドグラスの可能性に惹かれて、既に大学で専門的にガラス作品を作るための教育を受けていたにも関わらず、ステンドグラス教室に通い技術を習得しました。

 

ちなみにもうすぐ4年になりますがまだ通ってます~('◇')ゞ

 

そして、色々ステンドグラスをつくるにつれて、いくつかの疑問点や私なりのこだわりポイントが出てくるのですが、それについてはまた別の機会にしたいと思います^ ^

 

今日のおはなしでは、ステンドグラスとは「ガラス片をパッチワークのようにつなげて一つの作品にしたもの」ということをざっくりお伝えしました。

 

また、文中に出てきた「ティファニーランプ」という言葉について、「あのティファニーとは関係あるの?」と思った方は最後の【ガラス豆知識】を読んでみてね!

 

それでは、次回もお楽しみに☆〜(ゝ。∂)

 

 

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【ガラス豆知識】

ティファニーランプをつくったティファニーさんは、「あのティファニー」創業者の長男で、家業を継がずにガラス工芸家(室内装飾家でもある)になったんですよ~

なので、全く関係ないとはいえないというのが正解です!