(オーダー制作)完全オマカセのオーダー・制作過程の前編
こんにちは(^O^)
ガラス作家の田中加奈子です!
前回いきなり完成編をお送りした「完全オマカセのオーダー」の作品について、その制作過程についてもブログに残したいと思います。今回はそんな内容になっています。
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こちらのオーダーをいただいたばかりの頃、最初に浮かんだイメージはもっと細かいパーツがたくさん集まってできた、直線的なものでした。
設置予定の野武屋本店は全国から個性豊かなお客さんが集まる床屋さん。そのイメージで描いたデザインだったのだけど、何枚描いてみてもグッとこない。表面的なところをちょいちょいっとイジった感じがして、描けば描くほどに「コレジャナイ」感が増すばかり。
なので一旦鉛筆を置き、潜在意識に頼ることにしました。
前回のブログでも書いたのですが、まず頭と心を静かにして、オーダーしてくださったのぶさんと野武屋本店から受ける印象だけをすくい上げて、それで頭と心をひたひたにします。そうすることで自分の潜在意識に情報を投げ込むイメージです。
そしたら後は放っておきます( ・∇・)
お風呂に入っているときなど日常のふと緩む瞬間にイメージが湧いてくるので、それまでは潜在意識に丸投げです。
そうやって出てきたイメージが水紋でした。そして「あー、集まってくるだけじゃない、ここから拡がっていくんだ」と気がつきました。
あとはひたすらに描く描く描く!描くことによってイメージが固まってきます。
次に問題になってきたのが、設置する場所。
一つしかないカット用の椅子に座ると目の前は大きな鏡と煉瓦の壁。座った時に見えるようにと最初は問答無用でここの壁に設置しようとしていました。
実寸大の鏡をアトリエの壁に再現してみました。
煉瓦の壁に透明なガラスがあると見え方はどうなるのだろう、、、野武屋本店の煉瓦は普通の煉瓦のようなテラコッタ色でないので、自宅アトリエでの再現が難しく、のぶさんにアポをとって野武屋本店にガラス片を持ち込みました。
そうして確認してみると、煉瓦の壁をバックにしたガラスの見え方は面白いのだけど、やっぱり何か「コレジャナイ」感があるのです。そして当初予定していなかった白い壁が目に入ってきて、ここでも良いのではと迷うのでした。
そしてこんな時もやっぱり頼りになるのは潜在意識。
今回は二択で答えがスグにでそうだったので、ヒプノセラピーを取り入れることにしまいした。ヒプノセラピーって催眠療法とか前世療法とか言葉でだけでみると大変怪しいのだけど、私は心の深いところ(潜在意識)を感じるツールだと思っています。
昨年ヒプノセラピーの勉強をしました。詳しいことはまた改めてブログにしたいです。
セルフヒプノで感じたのは、まずは浮遊感、その浮遊感を気持ちよく味わっていると、まるで海の中を漂っているような感覚になりました。あまり深くないところで、白い砂の上を漂っているのですが、生き物もなく、水と砂と自分だけがただゆらゆらと、、、
もう煉瓦壁か白い壁か迷うことなく一択ですね!
セルフヒプノのときは、寝っ転がって枕元にはメモを用意して、自分でふきこんだボイスメモをイヤホンで聴きながらやっています。
ちなみに、まだ目に見えるものは何も出来上がっていないのですが、ここまでが作品制作の内の八割を占めていると思っています。
ここからは実物大のデザイン画を描いて、自動操縦の如くどんどん制作していくのみ!
続きはまた次回☆〜(ゝ。∂)
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