(オーダー制作)完全オマカセのオーダー・制作過程の後編
こんにちは(^O^)
ガラス作家の田中加奈子です!
「完全オマカセのオーダー」の作品について、その制作過程をブログに綴っています。今回はその後編です。
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前回のブログでは作品制作の8割を占めると思っている考える部分の過程を紹介しましたが、今回は実際に手を動かすところをご説明したいと思います。
①実物大で絵に描く
壁にかける作品なので、壁に紙を張り付けてバランスを見ながら描きます。これだ!と思える線が描けるまで何度も描き直します。今回は苦戦して消しゴムがなくなっちゃうんじゃないかというくらい描き直しました。
②ガラス選び
透明なガラスでも色んな模様があるので、イメージに合うものを探します。
③ガラスカット
この時ガラスカットの動画を撮ったので近日中に別にブログにしますね~
ガラスを切り終えたところ
④ガラスに穴をあける
今回の作品は時計の機能をもった作品なので、ムーブメントを取り付ける穴を、ハンドリューターを使って削るように穴をあけます。
ガラスは局所的に熱が加わると割れてしまうので、水に浸して摩擦熱を冷やしながら削ります。
⑤銅テープを巻く
ハンダ線の染めずにシルバー色のままの作品になるので、裏面が銀色のテープを使います。
⑥ハンダづけをする
ここも動画をとったのでまた改めて~
ガラスがずれないようにピンで固定して作業をします。
ガラスが入っていない、輪っかだけのところが二箇所あるのですが、ここは太めの銅線を使います。設計図に合わせて曲げ、テープで固定してハンダでメッキします。
⑦洗浄&時計のムーブメントをセット
よーく洗ってムーブメントをセットします。
⑧仮設置
設置してイメージどおりになっているか確認。
⑨時計の針をカスタマイズ
このムーブメントにあう市販の針はカタチ違いで40種類くらいでそれぞれに色が2~3色展開しているのですが、イメージに合うものがほぼない、、、。なので最初から加工する前提で理想に近いものを購入します。
今回はカタチはいいのがあったのですが、色がゴールドのみ、、、。試しに↑で写真にとり、お絵描きアプリで色を試してみます。
元のゴールド色
試した色は淡いブルーグレー、黒、白、ネイビー、こげ茶
結果、マットな淡いブルーグレーに色を塗装することに。
写真は色むらがありますが、この後重ね塗りしています。
塗料が乾いたら、針をセットして、、、
⑩完成
透明なガラスではありますが、それぞれに異なる模様があり、光の反射によってそれがよくわかります。
作品を壁から離して設置することで、ガラスの模様が美しい影となり、水面のよう、、、
引きで見るとこんな感じ、、、
うん!
我ながら良い作品に仕上がりました!!
実際に設置した状態はこちらのブログを見てくださいね。
今回は以上です!
次回以降はこの作品をつくった時の動画を見てもらおうかと思っています。
お楽しみに☆〜(ゝ。∂)
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《番外編》
全て終わった後の、原寸大で描いたデザイン画。ここの上でハンダ作業等行っていたので、油のシミやテープがそのままなのですが、まるで星図や天文図のよう。ハッとする美しさで目を奪われました。