ガラス作家 田中加奈子の制作日記

作品制作にまつわるエトセトラ

(オーダー制作・ランプ)大好きな沖縄を詰め込んで①~イメージ編~

 

こんにちは(^O^)

 

ガラス作家の田中加奈子です!

 

 

しばらくぶりな上に、前回のブログで「次はアクセサリー制作について書く」と言っていたのですが、先日納品したランプについて書きたいと思います。

 

オーダーいただいたのはコチラのお方

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 東京都豊島区にてネイルサロンを営んでいるネイリストさんの三宅弥生さん(以下やーちゃんとお呼びします)

 

やーちゃんのブログInstagram

 

 

やーちゃんは沖縄出身のネイリストさんで、今回オーダーいただいた際にも「何かしら沖縄の要素を入れて欲しい」とのことでした。

 

私にとって沖縄は特別な場所。学生の時に初めて旅行にいった時からハマってしまい、一人旅でも、旦那さんとも何度も訪れているところ。

 

唯一のアクティブな趣味であるダイビングのライセンスをとったところも沖縄の海でした。

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透明度が高い~

 

 

はじめて沖縄を旅行した時に印象的だったのは植物のエネルギーの強さ

 

雨風の強さから木造より鉄筋コンクリート造の建物が多い沖縄。

それを丸ごと飲み込むような、はたまた包み込むように枝葉、根が張り巡らされている様に目を奪われました。

 

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離島も好きで、のんびり海ばっか見てすごしたり、レンタルスクーターで島を一周したり、島に一軒しかない居酒屋で新鮮なシャコ貝をつつきながら泡盛飲んだり、、、

 

そうそう、沖縄で泡盛を注文すると必ず琉球ガラスのグラスが出てきました。

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明るい色と気泡、ぽってりと地厚で素朴なグラス

 

琉球ガラスが今のような味のあるガラスになったのは戦後で、アメリカから輸入されたコーラやビールの空き瓶を再利用してつくられるようになってからと言われています。

 

瓶を溶かして再生すると、気泡が入ったりガラスの質が落ちるのですが、それが逆に魅力となって生まれ変わったのが琉球ガラスなのです。

 

今も空き瓶を再生してつくっている作家さんがいらっしゃいますよ〜

 

沖縄の音楽も好きです。三線はできる気がしなかったので、三板と言う沖縄のカスタネットを練習したりしていました。


喜納啓子 Ohana/昌代 :三板(ヒヤミカチ節)

カッコイイ~!!残念なことに私は全然上達しませんでした(*ノωノ)

 

他にも、のんびりした時間の流れ方や、唄をうたっているかのようなイントネーションも、ぽってりした天ぷらも、余計なものが全然入っていないフレッシュジュースだったり、大好きなものがたくさんある沖縄。

 

たくさんありすぎて選べないので、好きなものを一つ一つ思い浮かべ、色んな角度から見つめて、潜在意識に投げ込んでいきます、、、

 

それからしばらくは何も考えないで過ごし、散歩の最中や湯舟に浸かっている時など、緩んでいる時にイメージが浮かんでくるのを待ちます。

 

で、浮かんできたのは、大好きな沖縄を詰め込んだランプのイメージでした。

 

 

 

今回はここまで!

 

次回は「制作編」です。

お楽しみに( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

 

✴︎オーダーについて✴︎

ありがたいことに2020年分はオーダー上限に達しました!

来年分の受付開始の際はSNSにてお知らせしますので、しばらくお待ちください^^

 

 

◇ガラス作家 田中加奈子について◇

ブログに載せきれない写真や最新情報はInstagramでご確認を!HPもありますので、こちらもご覧くださいね^^

Instagramhttps://www.instagram.com/kanakotanaka_glass

HP:https://www.piconoglass.com

 

 

 

沖縄に行くときには、いつもこの本を読み返しています~

なんくるない (新潮文庫)

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