(オーダー制作・ランプ)大好きな沖縄を詰め込んで②~制作編~
こんにちは(^O^)
ガラス作家の田中加奈子です!
前回の「イメージ編」の続きで、今回は「制作編」です。
piconoglass.hatenablog.com
たくさんイメージ画を描いてみて、一番しっくりきた↓のデザインを選びました。
頭の中で「このデザインは手間がかるよ~他のデザインの方が何倍も作るの簡単だよ~」という声が聞こえても、私自身が仕上りを見たいと思うものを作りたいんですよね。
前回のブログで「琉球ガラス」のはじまりは再生ガラスだったことについて書きました。本来は廃ビンをドロドロに溶かして、吹きガラスとして再生するのですが、廃ビンを再生させるということを大事にしたいと考えました。
しかもアメリカの飲み物であることにもこだわってみました。
今回使ったのはこの2種類(コカコーラとバドワイザー)
瓶のコーラが1本単位で買えなくて1ダース買いました(°▽°)
それを細かく砕いて、、、
こんな感じに棚板に並べます
それを電気炉に入れて、この中で溶かし固めます。
(今回は約800℃で焼成しました)
窯出し後のガラスは角がとれて丸みを帯びたカタチに
↑の中からイメージに合うものを選び、実物大の型紙の上にバランスを見て並べていきます。
実物大のデザイン画を描き、これをトレースしたものを一つ一つ切り離して、型紙を作っていきます。
メインで使うガラスは↓の複雑で深い色合いの2種に
(左側が反射光、右側が透過光)
反射光と透過光ではガラスの見え方が変わるので、作品の展示場所や用途によってどんなガラスにしていくかが重要となります。
その事についてまとめたブログ
メインで使う板状のガラスを型紙に合わせて切ります。
切るというより割りとっていく感じ
必要なパーツを全て切り取りました。
切り出したガラスパーツ一つ一つの周りをぐるりと銅テープで巻きます。
全部で約200ピースになりました~
それらをハンダでつないでいきます。
途中でライトにかざして見たりする瞬間が幸せすぎる、、、
今回はここまで!
次回は「完成編」です。
お楽しみに( ´ ▽ ` )ノ
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ありがたいことに2020年分はオーダー上限に達しました!
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