(オーダー制作・ピアス)ユニセックスなアクセサリー
こんにちは(^O^)
ガラス作家の田中加奈子です!
引き続きアクセサリーのオーダー作品について書いていきます。
今回は男性の方から「片耳用のピアス」をオーダーいただき制作したお話です。
オーダーしてくださったのは、愛知県みよし市の美容師さん マサさんこと丹羽雅人さん
↑のプロフィールを見て読んでいただきたいのですが、マサさんとってもオシャレなんです!!
57歳ですって!!びっくりです!!
ご家族の皆さんが美容師さんということもあり、髪色もいつも個性的!シャツもおしゃれなんですよね~
私のつくるガラスは甘いデザインよりユニセックスよりなものが多いので、男性向けということは強く意識しせず、大人の男性がつけられるラグジュアリー感というのを大事につくることにしました。
そんなマサさんのためのピアスは↓の3点を意識して制作しました!
・個性的な髪色、おしゃれなシャツ合うもの
・ユニセックスなデザイン
・片耳のみでも存在感があるもの
ここからは制作過程
今回はオーロラカラーのガラスを使います。角度によって色が変わるとても面白いガラスなんですが、お値段が普通のガラスと一桁違う、、、ここぞというときに使いたいガラスです!
それと、今回も本物のプラチナ澄を
※「澄(ずみ)」とは「箔(はく)」の10倍くらいの厚みがあるものです。この先の工程で電気炉で焼かれるのですが、「箔」は薄くて高温に耐えられないので、「澄」をつかいます。
ベースはオーロラカラーのガラスと、透明なガラスで、透明のガラスの方にプラチナ澄をのせます
(上は全面にのせ、下は小片を散らすようにのせています)
片耳用のピアスですが、どちらか仕上りのいい方を選べるように2通りガラスを焼いています
それをガラス用のオーブン(電気炉)に入れて、高温で熱して熔着させます
毎度の使いまわしの電気炉の写真
削り出してカタチを整えます
ガラスは削ると、白く粉が吹いたような状態になってしまうので、最初に焼成した時より少し低い温度で、ガラスの表面だけが熔けるように再度、電気炉で焼成します。
温度を調整したつもりですが、想定していたよりガラスが熔けすぎてしまいました、、、
再度、ガラスを削り出して形を整えます
オーロラカラーのガラスは角度によって見え方が変わるので、この写真はその違いがよくわかりますね!
ガラスを削りなおしたということは、もう一度電気炉で熱する必要があります。
(今回は全部で3回焼成することになりました)
今度は、エッジも程よく残って、ようやく理想通りの仕上がりに!!
で、焼き上がったものをにペンルーターで模様を彫ってきます
こちらも安定の使いまわし写真
模様を彫ったガラスに、ピアス金具を取り付けて
いよいよ
完成!
角度を変えると、彫った模様がよく見えます
表、裏、側面、全ての面に模様を彫っています
着画っぽく見えるように写真集の上で、、、
角度によって色が変わって見えるオーロラカラーのガラス
ふわふわの綿に包んで、郵送させていただきました
後日、ご本人が着画をSNSで投稿してくださいました!!
めっちゃカッコイイっ( *´艸`)
本当に57歳!?と疑いたくなる、、、
お渡ししてから時間がだいぶ経ってしまったのですが、先日「ヘビロテしています!」とお聞きして、とっーーーても嬉しかったです!!
あと、このブログの最初の方に貼らせてもらったマサさんのプロフィール写真、このピアスをつけてくださっているんですよ~戻って見てみてください♬
マサさん、私にオーダーしてくださって本当にありがとうございました!!!
さて、今回の身に着けるガラスアートはいかがだったでしょうか?
私のつくるアクセサリーは、身に着けるアートとしてつくっていますが、外して置いておいても、アート作品として眺めて楽しめることを意識して制作しています。
現在オーダーに関しては既に受け付けている方のみとしていますが、特にアクセサリーについて沢山のお問合せをいただいております。
つきましては、オーダーではなく【リクエスト】という形で承ろうかと考え中です。詳細は決まり次第改めてお知らせしますので、Instagramをフォローしてお待ちください^^
今回は以上です!
次回もオーダーアクセサリーについて書きたいと思います。
お楽しみに☆〜(ゝ。∂)
今回つくったガラス2つのうち、ピアスにならなかった方は、自分用のリングになりました!
✴︎オーダーについて✴︎
ありがたいことに2020年分はオーダー上限に達しました!
来年分の受付開始の際はSNSにてお知らせしますので、しばらくお待ちください^^
◇ガラス作家 田中加奈子について◇
ブログに載せきれない写真や最新情報はInstagramでご確認を!
HPもありますので、こちらもご覧くださいね^^