ガラス作家 田中加奈子の制作日記

作品制作にまつわるエトセトラ

(オーダー制作・イヤリング)ティファニーブルーを使って

 

こんにちは(^O^)

 

ガラス作家の田中加奈子です!

 

 

今回はイヤリングのオーダー作品について書きたいと思います。

 

 

 

オーダーしてくれたのは友人でもある、福岡県粕屋町の理容師さん、山本美由紀さん(以下みゆきちゃんとお呼びします)

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100年以上の歴史のある老舗ヘアーサロン!!

 

 

みゆきちゃんのHP

9471985435.amebaownd.com

 

 

 

彼女からのオーダーは「ティファニーブルーのイヤリング」

 

ヘアーサロンのアクセントクロスでこの色を使っていて、仕事中でもお休みの日でも身につけられるものがいいなとも。

 

希望を聞いていると、吊り下げ型が好きだけど仕事中には不向きとのことだったのと、マスクの付け外しでとれにくい、耳にフィットするタイプのイヤリングにすることにしました。

 

(アクセサリーのオーダーでは、着用シーンや金属アレルギー、金具の色の希望についてもお聞きしています)

 

 

 

ここからは制作過程のご紹介です!

 

 

 

まずはデザインのラフスケッチと、紙で模型を作って実際に耳に当てたりして大きさや見え方を確認します。
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ピアスとちがってイヤリングは耳たぶが小さいとつけられないこともあるので、おさまり具合を確認するのも大事な工程です。

 

 

透明なガラスを切ります。

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厚さが異なる板ガラスを2種切り出して、最終的にはどちらか合う方を使います。



これはセラミックマーカーというもので、陶磁器やガラスに金彩、プラチナ彩を施すものです。
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塗るとこんな色ですが、高温で焼き付けることで、ほぼ金のみが残るようになっていて、焼成後は約95パーセント本物の金になります!

 

(今回はプラチナカラーで正確にいうと成分はホワイトゴールドです)
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電気炉(ガラス用のオーブン)で高温に熱します。

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この時、身体に悪そうなものすごい匂いがするので、換気扇を回して、工房から避難します!!

 

 

焼き上がりがコチラ

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金以外の成分がほぼ焼き切れて、プラチナカラーに変色しました。

 

 

↑で焼き上がったガラスの縁が歪んでいるのを、削ってラインを整えます。
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ガラスの厚みが厚い方を採用しました

 

 

↑でカタチを整えたガラスのホワイトゴールドを焼き付けた面に、ペンリューターで模様を彫っていきます。

 

(ホワイトゴールドを削り取っていくイメージ)
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次はいよいよティファニーブルーのガラスを切ります。 

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切ったティファニーブルーのガラスの上のホワイトゴールドを焼き付けたガラスを重ねて
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電気炉で焼き付けます。
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最初の電気炉の写真の使いまわしです~

 

 

焼き上がりがコチラ
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あまり変化がないように見えますが、ビフォーアフターを比べると、縁に丸みが帯びて、ホワイトゴールド部分に彫った模様がなめらかに焼き上がりました!

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焼き上がったガラスにイヤリングパーツをつけて、

 

 

 

完成

 

 

 

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ホワイトゴールド面に彫った模様から、下の色が見え隠れするのが気に入っています。

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みゆきちゃんは女性理容師さんなので剃刀を表現したくて、プラチナ彩を取り入れました。

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また、最初に希望を話してもらった時に、本当は吊り下げ型が好きだと聞いていたので、簡単に付け外しができるメタルパーツをおつけしました。

 

お休みの日は、揺れるイヤリングとして楽しめます。
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イヤリングの金具に輪を通すだけ!
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フワフワに包んでお渡ししました。

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今回は、みゆきちゃんに直接手渡しができたので、着画を撮らせてもらいました。

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 白い肌にティファニーブルーが映えますね~

 

(実は、このブログの最初の方にあるみゆきちゃんの写真も、このイヤリングをつけてくれてるのです~遡って見てね!) 

 

 

みゆきちゃん、私にオーダーしてくれてありがとう!!

 

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さて、今回の身に着けるガラスアートはいかがだったでしょうか?

 

私のつくるアクセサリーは、身に着けるアートとしてつくっていますが、外して置いておいても、アート作品として眺めて楽しめることを意識して制作しています。

 

現在オーダーに関しては既に受け付けている方のみとしていますが、特にアクセサリーについて沢山のお問合せをいただいております。

 

つきましては、オーダーではなく【リクエスト】という形で承っています。【リクエスト】には必ずお応えできるものではありませんが、アクセサリー制作において参考にさせていただきます。ご要望がありましたら、アクセサリー用のInstagramアカウントにDMやコメント欄への書き込みをお願いします。

 

 

 

今回は以上です!

 

 

また次回をお楽しみに☆〜(ゝ。∂)

 

 

 

 

 

✴︎オーダーについて✴︎

ありがたいことに2020年分はオーダー上限に達しました!

来年分の受付開始の際はSNSにてお知らせしますので、しばらくお待ちください^^

 

 

✴︎ガラス作家 田中加奈子について✴︎

ブログに載せきれない写真や最新情報はInstagramでご確認を!

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(オーダー制作)花束のランプ・完成編

 

こんにちは(^O^)

 

ガラス作家の田中加奈子です!

 

 

引き続きオーダーいただき制作したランプのお話です♪

 

前回までの「イメージ編」と「制作編」を読んでいない方はこちらからお読みください!

piconoglass.hatenablog.com

 

 

 

 

では、早速、完成した姿をご覧ください!

 

 

 

まずは、昼間の消灯時

 

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それぞれの面でデザインが違うので、それも楽しみながら読み進めてください♪

 

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アップで見るとガラスに絵付けした模様や、テクスチャーの違いもよくわかります。

 

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消灯時でも楽しめるランプを意識して制作しています。


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次は点灯した状態

 

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光を通すと見え方が変わるガラスがいくつもあるので、消灯時とはまた印象が異なります。


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壁への映り込みも楽しめます。


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パッと見は目立たないのですが、絵付けした透明なガラスの雰囲気が好きです。

 
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右下の方の大きめなピンクのガラスは、すりガラスのような風合いで、ガラス自体に光がたまり、とても美しい、、、


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ガラスそのものの美しさを活かしながらも遊び心も感じられるステンドグラスのランプに仕上がりました。

 

ユミさんからのオーダーだったからこのランプをつくることが出来たなぁと、このブログを書きながら再確認。

 

オーダー作品の制作は、個人の制作では思い浮かばないであろうデザインが湧いてきて、本当におもしろいし、とてもやりがいを感じるのです。数を多くはつくれませんが、今後も続けていいきたい制作活動の一つです。

 

 

ユミさん、私にオーダーしてくださって、ありがとうございました!!

 

ユミさんの世界観に触れられて幸せでした。

 

 

 最後にお気に入りの一枚、ユミさんとランプのツーショット♡
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今回は以上です!

 

また次回をお楽しみに☆〜(ゝ。∂)

 

 

 

 

 

✴︎ガラスアクセサリーの制作をはじめました✴︎

 

『身につけるガラスアート』をコンセプトに、ガラスでアクセサリー制作をはじめました!アクセサリーのみのInstagramアカウントをつくりましたので、是非こちらもフォローしてくださいね^^

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✴︎オーダーについて✴︎

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(オーダー制作)花束のランプ・制作編

 

こんにちは(^O^)

 

ガラス作家の田中加奈子です!

 

 

引き続きオーダーいただき制作したランプのお話です♪

 

前回の「イメージ編」読んでいない方はこちらからお読みください!

piconoglass.hatenablog.com

 

 

今回は「制作編」仕上がりを想像しながら読んでみてくださいね^ ^

 

というのも、いつもは最初にイメージスケッチの画像を貼るのですが、どの紙に描いたのか見つけられませんでした、、、

 

フトした瞬間にイメージが浮かぶので、その時に近くにある紙にスケッチするから、どこに描いたのかわからなくなることが多々あるのです^^;

 

 

そんなわけで、いきなりこんな写真から

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手軽に置き場所を変えられるサイズがご希望だったので、仕上がりのイメージに合わせて↑のランプベースを選びました。

 

 

ランプシェードが手元に届いたらまずやるのが、ガラスでつくるシェード部分を、紙で実物大の模型をつくりサイズを微調整すること。たとえ数ミリ単位でも立体になると印象が大きく変わるので、必ずこの作業を行います。

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実際に点灯して、電球がシェードに対してどの位置にあるのか確認するのも重要です!

 

 

シェードのサイズが決まったら、実物大のデザイン画を描いて

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型紙をつくるため、カーボン紙を使って↑のデザイン画を写します。

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写し取ったものをステンドグラス用のはさみで切り取ります。
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刃が三枚になっていて
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1mmの隙間が空くように切れます。
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このままブログを読み進めるとわかるのですが、今回のステンドグラスはガラス片同士を銅テープとハンダでつなぎます。そのため、ガラスとガラスの間に1mmの隙間をあける必要があるのです。

 

 

 

型紙ができたら、次は、イメージに合うガラスを並べて、ここからバランスを見ながら使うガラスを選んでいきます。
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消灯時(反射光)でも、点灯時(透過光)どちらで見ても美しいように、ガラスを一枚一枚、光にかざして確認します。

 

左:反射光

右:透過光 

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光によってガラスの印象が大きく変わるものもあるので、よく確認して、面白い変化は活かせるよう考えます。

 

 

ガラスを選びながら、先ほどつくった型紙に合わせて切っていきます。

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切り終えて並べたところ
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次はガラスに「絵付け」を施していきます。

 

 

板ガラスの上にガラス用の顔料と水を少し。

それをミューラーと呼ばれるガラスの棒で擦り潰すように混ぜます。
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水と合わせた顔料を筆にとってガラスに伸ばすのですが、今回は普通に絵を描く様には使いません。

 


ガラス全体を塗りつぶして

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このブラシで上下左右斜めにガラスの上を撫でるように滑らします。
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ムラがなくなりなだらかになりました。
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全てのガラスに同じ作業を行い
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顔料が乾いたら、それを剥がす様に模様をつけていきます。

 

 

こんな全面顔料に覆われたガラスを
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端が剥げてるのは、どうせ後で剥がしちゃうので見なかったフリで!

 

 

筆を立ててポンポンと
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細かいところは竹串を使って削るように模様をつけていきます。

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お花っぽくなってきましたね^ ^

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このままでは、触れると簡単に剥げてしまうので、電気炉で焼き付けます。

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焼き上がると粉っぽいグレー色の顔料が、艶を帯びた雰囲気のある黒色に変化するのです。

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次は、銅テープをガラス片の側面に巻きつけます。この銅テープの部分にハンダがのるので、それを意識してアウトラインがガタガタにならないよう巻きます。

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まずは平らな状態でハンダづけして

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平面の状態を終えたら、厚紙の模型に合わせ立体にしてハンダづけします。
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厚紙を外し、上部にランプベースに固定するためのパーツを取り付けます。
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ひっくり返して、底の部分にぐるりと銅線の補強をいれます。
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ガラス片同士に隙間があるデザインなので、補強をたっぷりいれていきます。

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よーーーく洗浄して、ハンダを染めて
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再度洗浄して、ワックスを塗り込んだら
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完 成

 

 

 

 

 

 

制作編は以上です!

 

次回、完成編をお楽しみに☆〜(ゝ。∂)

 

 

 

 

 

✴︎オーダーについて✴︎

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(オーダー制作)花束のランプ・イメージ編

 

こんにちは(^O^)

 

ガラス作家の田中加奈子です!

 

 

今回はオーダーいただき制作したランプのお話です♪

 

 

オーダーくださったのはこちらのお方

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愛知県碧南市の美容師さん、大図ユミさん♡

 

まだリアルではお会いできていないのですが大大大好きなお方。

 

私のブログの登場回数の多い千葉の床屋のオッチャンこと「のぶさん」を通してお友達になり、主にFacebookで仲良くさせてもらっています。

 

のぶさんのお店の作品について書いたブログ
piconoglass.hatenablog.com

 

 

今回のオーダーは、お店に合わせてというものではなく、実際に会ったことなくてもやりとりをしている関わりからイメージして制作するというもの。「のぶさんからも私がどんな人間なのか聞いてみて」ともご提案いただきました。

 

実はこのオーダーのメッセージを受け取ったその瞬間、のぶさんのお店、野武屋本店の椅子に座っていたのでした!!

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この頃私はユミさんのことをエスパーだと思っていました

 

 

のぶさんから色々お話を聞いた中で一番印象的だったのが

 

SNSに自分の投稿をしていない人でこんなにみんなに愛されている人はいないんじゃないかな」

 

ということ。

 

リアルでは会えていないのに大大大好きになったのは、私の拙いブログやSNSの投稿に対して、言葉にできない想いを汲んでコメントくださる優しさと、やりとりの中で感じるユミさんの温かいユーモア。もちろんそれは私に限らず、他の方の投稿に対してのコメントを目にしても感じるのです。

ユーモアにつける形容詞として「温かい」はなかなか使わないと思うのだけど、ぴったりすぎる。

 

 

そんなことをぽわーーんと考えているうちに、ユミさんのオーダーの順になりました。

 

 

オーダーのご連絡をいただいてから順番がまわってくるまで、たいてい半年以上はかかるので、制作に入る前に「オーダー希望の気持ちはお変わりないですか?」と確認してしていて、その際に、お仕事や普段の生活で大事にしていることや、意識していることについてお聞きすることがあります。

 

ユミさんの想いもお聞きして、まずはシンプルにとーーーっても感動しました。目頭が熱くなるくらい。こんな想いでいるとこんな素敵な人になれるんだろうなって、、、。

 

最近の私は密かにマネして生きているのですが、ユミさんには程遠いなぁ(´-ω-`)

 

そのユミさんの想いを受け取った時に、「あぁ、これだ」っていう感覚がありました。ユミさんからコメントやメッセージをもらった時に感じるものと同じ。何か心に温かいものが拡がる感じ。

 

 

そう、まるで花束を受け取った時のよう

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お店でキレイにラッピングされた花束ではなく、庭で大事に育てて咲かせた今一番綺麗に咲いている花を、選んで束ねたような素朴だけど愛に溢れる花束。

 

 

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そんな花束のランプがつくりたい。

 

 

 

 

 

イメージがかたまりました。

 

 

 

 

 

今回は以上です!

 

次回、制作編をお楽しみに☆〜(ゝ。∂)

 

 

 

 

 

✴︎オーダーについて✴︎

ありがたいことに2020年分はオーダー上限に達しました!

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(オーダー制作・ピアス)ネイルに合わせて

 

こんにちは(^O^)

 

ガラス作家の田中加奈子です!

 

 

引き続きアクセサリーのオーダー作品について書いていきます。

 

 

 

今回、ピアスをオーダーしてくださったのは、コチラのお方!

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いつも美味しそうなお料理の写真をアップしているお料理上手なしげみさん(^^♪

 

ありがたいことに、しげみさんも「完全オマカセ」でオーダーしてくださったので、どんなピアスにしようかなぁと思っていたところに、耳よりな情報が、、、

 

ネイリストのごまきちゃん(後藤まきさん)にネイルチップをお願いしたとのこと!

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ごまきちゃんInstagram

 

 

『咲き誇るネモフィラ』のイメージでつくられたネイルチップ

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 指先にお花が咲いたみたい、、、(*^^*)

 

 

よし、この素敵なごまきちゃんネイルと一緒に身につけてもらえるピアスにしよう!!

 

 

 今回制作するにあたって意識したのは↓の3点

 

・ネイルチップと合わせてつけたくなるデザイン

・しげみさんの鈴の音のような明るい声

・大人の女性のためのピアスなので安っぽくならないように

 

 

 

 ではここからは制作過程

 

 

今回は色んな色のガラスを少しずつ使うことにしました。

 

 

こんな色ガラスや

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オーロラカラーのガラスも使うことに

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それらを細かく砕いて並べていきます

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電気炉(ガラス用のオーブン)で、今回は少し高めの温度帯で焼成

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電気炉の写真はいつもの使いまわしです~

 

 

焼き上がったのがコチラ
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小さいサイズのガラスは、高温で熱するとほぼ真ん丸になるんです!

 

↑の真ん丸ガラスを集めてカタチをつくります

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これをもう一度、電気炉(ガラス用のオーブン)に入れて、先ほどより低い温度帯で焼成し、ガラスの粒同士を溶着させます。

 

焼き上がったものがコチラ
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見ため的には何にも変わっていないです('ω')ノ

熔けすぎて、カタチを崩したくなかったので、このくらいの焼き加減で今回はOK!

ですが、強度の問題でいうと少し不安が残ります。今回はガラス用の特殊な接着剤で補強することにしました。

※この接着剤は、髪の毛くらいの細い隙間にも入っていくくらい粘度が低いのです。ガラスの隙間を埋めるように塗布しました。

 

 

接着剤が硬化したら、ピアスの金具を取り付けて、、、

 

 

 

完成!!

 

 

まずは白い背景

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黒い背景でも
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着画っぽく写真集の上で
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今回もふわふわに包んで発送しました
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少し前にしげみさんが着画を投稿してくださいました!

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品の良い大人可愛い雰囲気が出てますよね^ ^

 

 

しげみさん、私にオーダーしてくださって本当にありがとうございました!

ごまきちゃんのネイルチップとガラスのピアスをつけたしげみさんに、お会いできる日を楽しみにしてます〜♬

 

 

 

 

さて、今回の身に着けるガラスアートはいかがだったでしょうか?

 

私のつくるアクセサリーは、身に着けるアートとしてつくっていますが、外して置いておいても、アート作品として眺めて楽しめることを意識して制作しています。

 

現在オーダーに関しては既に受け付けている方のみとしていますが、特にアクセサリーについて沢山のお問合せをいただいております。

 

つきましては、オーダーではなく【リクエスト】という形で承ろうかと考え中です。詳細は決まり次第改めてお知らせしますので、Instagramをフォローしてお待ちください^^

 

 

 

 

今回は以上です!

 

 

また次回をお楽しみに☆〜(ゝ。∂)

 

 

 

 

 

✴︎オーダーについて✴︎

ありがたいことに2020年分はオーダー上限に達しました!

来年分の受付開始の際はSNSにてお知らせしますので、しばらくお待ちください^^

 

 

◇ガラス作家 田中加奈子について◇

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HPもありますので、こちらもご覧くださいね^^

 

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(オーダー制作・ピアス)ユニセックスなアクセサリー

 

こんにちは(^O^)

 

ガラス作家の田中加奈子です!

 

 

 

引き続きアクセサリーのオーダー作品について書いていきます。

今回は男性の方から「片耳用のピアス」をオーダーいただき制作したお話です。

 

 

 

オーダーしてくださったのは、愛知県みよし市の美容師さん マサさんこと丹羽雅人さん

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↑のプロフィールを見て読んでいただきたいのですが、マサさんとってもオシャレなんです!!

 57歳ですって!!びっくりです!!

 

 

ご家族の皆さんが美容師さんということもあり、髪色もいつも個性的!シャツもおしゃれなんですよね~

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私のつくるガラスは甘いデザインよりユニセックスよりなものが多いので、男性向けということは強く意識しせず、大人の男性がつけられるラグジュアリー感というのを大事につくることにしました。

 

そんなマサさんのためのピアスは↓の3点を意識して制作しました!

 

・個性的な髪色、おしゃれなシャツ合うもの

ユニセックスなデザイン

・片耳のみでも存在感があるもの

 

 

 

 ここからは制作過程

 

 

今回はオーロラカラーのガラスを使います。角度によって色が変わるとても面白いガラスなんですが、お値段が普通のガラスと一桁違う、、、ここぞというときに使いたいガラスです!

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それと、今回も本物のプラチナ澄を

※「澄(ずみ)」とは「箔(はく)」の10倍くらいの厚みがあるものです。この先の工程で電気炉で焼かれるのですが、「箔」は薄くて高温に耐えられないので、「澄」をつかいます。
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ベースはオーロラカラーのガラスと、透明なガラスで、透明のガラスの方にプラチナ澄をのせます

 

(上は全面にのせ、下は小片を散らすようにのせています)
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片耳用のピアスですが、どちらか仕上りのいい方を選べるように2通りガラスを焼いています

 

 

それをガラス用のオーブン(電気炉)に入れて、高温で熱して熔着させます

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毎度の使いまわしの電気炉の写真

 

 

左:焼成前 右:焼成
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削り出してカタチを整えます
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ガラスは削ると、白く粉が吹いたような状態になってしまうので、最初に焼成した時より少し低い温度で、ガラスの表面だけが熔けるように再度、電気炉で焼成します。

 

左:焼成前 右:焼成
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温度を調整したつもりですが、想定していたよりガラスが熔けすぎてしまいました、、、

 

再度、ガラスを削り出して形を整えます
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オーロラカラーのガラスは角度によって見え方が変わるので、この写真はその違いがよくわかりますね!

 

 

ガラスを削りなおしたということは、もう一度電気炉で熱する必要があります。

(今回は全部で3回焼成することになりました)

 

左:焼成前 右:焼成
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今度は、エッジも程よく残って、ようやく理想通りの仕上がりに!!

 

 

 で、焼き上がったものをにペンルーターで模様を彫ってきます

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 こちらも安定の使いまわし写真

 

 

 模様を彫ったガラスに、ピアス金具を取り付けて

 

 

いよいよ

 

 

完成!






 

 

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角度を変えると、彫った模様がよく見えます

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表、裏、側面、全ての面に模様を彫っています

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着画っぽく見えるように写真集の上で、、、
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角度によって色が変わって見えるオーロラカラーのガラス
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ふわふわの綿に包んで、郵送させていただきました
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後日、ご本人が着画をSNSで投稿してくださいました!!

 

めっちゃカッコイイっ( *´艸`)

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 本当に57歳!?と疑いたくなる、、、

 

 

お渡ししてから時間がだいぶ経ってしまったのですが、先日「ヘビロテしています!」とお聞きして、とっーーーても嬉しかったです!!

 

あと、このブログの最初の方に貼らせてもらったマサさんのプロフィール写真、このピアスをつけてくださっているんですよ~戻って見てみてください♬

 

マサさん、私にオーダーしてくださって本当にありがとうございました!!!

 

 

 

 

さて、今回の身に着けるガラスアートはいかがだったでしょうか?

 

私のつくるアクセサリーは、身に着けるアートとしてつくっていますが、外して置いておいても、アート作品として眺めて楽しめることを意識して制作しています。

 

現在オーダーに関しては既に受け付けている方のみとしていますが、特にアクセサリーについて沢山のお問合せをいただいております。

 

つきましては、オーダーではなく【リクエスト】という形で承ろうかと考え中です。詳細は決まり次第改めてお知らせしますので、Instagramをフォローしてお待ちください^^

 

 

 

 

今回は以上です!

 

 

次回もオーダーアクセサリーについて書きたいと思います。

 

お楽しみに☆〜(ゝ。∂)

 

 

 

今回つくったガラス2つのうち、ピアスにならなかった方は、自分用のリングになりました!

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✴︎オーダーについて✴︎

ありがたいことに2020年分はオーダー上限に達しました!

来年分の受付開始の際はSNSにてお知らせしますので、しばらくお待ちください^^

 

 

◇ガラス作家 田中加奈子について◇

ブログに載せきれない写真や最新情報はInstagramでご確認を!

HPもありますので、こちらもご覧くださいね^^

 

Instagramhttps://www.instagram.com/kanakotanaka_glass

HP:https://www.piconoglass.com

(オーダー制作・ピアス)髪色に合わせて~後編~

 

こんにちは(^O^)

 

ガラス作家の田中加奈子です!

  

 

 

今回は前回↓↓↓の続きです~

piconoglass.hatenablog.com

 

 

 

 

こんなカタチに焼き上がったガラスを

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ペンルーターを使って模様を彫って

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相変わらずの使いまわし写真ですみません(/ω\)

 

 

 

 ピアス金具を取り付けて完成したものが

 

 

 

コチラです!!

 

 

 

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もう少し近くで見ると、、、

 

細いストライプ模様を彫ってあります

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白い背景で見るとこんな感じ

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写真集の上に置いてみました

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表面に彫った細いストライプ模様がわかりやすいですね

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そして、オーダーしてくれたなっちゃんがつけた姿がコチラ

 

 

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反対側はこんな感じです
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とーーーーーーってもお似合いですよね(´▽`*)

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なっちゃんをイメージして制作したピアス。

ご本人に身に着けていただき、ようやく本当に完成です!!
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既製品でも素敵なアクセサリーはたーーーーーーっくさんある中、私にオーダーしてくださって、本当に嬉しかったです!


身に着けるガラスアート

 

そのことを強く意識して、他の大きいサイズの作品とかわらない熱量で制作させていただきました。

 

 

気に入っていただけたら幸いです^^

 

 

なっちゃん、ありがとう!

 

 

 

 

 

あっ、そうそう、

 

なっちゃんの旦那さんの「のぶさん」といえば、最近はすっかり人気YouTuber!!

理美容師さんは必見ですよ♪
www.youtube.com

 

 

 

 

 ガラスは繊細なので、ふわふわの綿と一緒に箱詰めしました^^
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今回は以上です!

 

次は男性からのオーダーアクセサリーについて書きたいと思います。

 

お楽しみに☆〜(ゝ。∂)

 

 

 

✴︎オーダーについて✴︎

ありがたいことに2020年分はオーダー上限に達しました!

来年分の受付開始の際はSNSにてお知らせしますので、しばらくお待ちください^^

 

 

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