(オーダー制作・ピアス)髪色に合わせて~前編~
こんにちは(^O^)
ガラス作家の田中加奈子です!
オーダーにていくつかアクセサリーを制作してきました。
今回から少しずつそのご紹介をしていきたいと思っています。
どうぞお付き合いください^^
では早速ですが、
今回オーダーくださったのは、いつも私の髪をお願いしていて、↓の作品をオーダーしてくれた、千葉の床屋のオッチャンこと、のぶさん!
piconoglass.hatenablog.com
の奥さまの
旦那さんののぶさんと同じく「完全にオマカセ」でピアスをオーダーいただきました!
なっちゃんはいつもこんな素敵な髪をしていて、「次はどんな髪色になるのかなぁ♪」と、のぶさんのブログで紹介されるのを楽しみにしています。
そんななっちゃんの魅力を引き立たせるには、どんなピアスがいいかなぁと考えて、↓の3点を意識して制作することにしました。
・どんな髪色でも合わせられること
・ショートヘアに似合う存在感があるもの
・なっちゃんの透明感をあらわしたい!
で、ここからは制作過程
こんな板状のガラスを細く切っていきます
実はガラスを細く切るのって難しいんですよーーー
今回も失敗しまくった( ;∀;)
つくりたいサイズに印をつけた方眼紙の上で、バランスを見ながら並べていきます
今回は本物の『プラチナ澄』をつかいました
※「澄(ずみ)」とは「箔(はく)」の10倍くらいの厚みがあるものです。この先の工程で電気炉で焼かれるのですが、「箔」は薄くて高温に耐えられないので、「澄」をつかいます。
プラチナ澄を細ーく切ってガラスにのせます
それを電気炉(ガラス用のオーブン)に入れて、ガラスが完全に熔けてしまう前の温度(今回は750℃)まで上げて、ガラス片同士を熔着させます。
この写真は使いまわしです(/ω\)
焼き上がったものがコチラ
ガラス片同士がしっかりくっつくためには、このくらい熔かす必要がありますが、全体的にぶよんとしてしまい、今回のつくりたいイメージから離れてしまいました。
シャープさを出すのと同時に、ガラス特有の重さを軽減させるために、↑↑↑のガラスを削っていきます。
削ったあとがコチラ
すっきりしたフォルムになりました!
↑↑↑の写真ではわからないのですが、実は、ガラスの削った後は白く粉を吹いたような質感になってしまうのです。
今度は前回よりも少し低めの温度帯に設定し、もう一度、電気炉で熱して、ガラスの表面だけを熔かして、つるんとした表情にしていきます。
2回焼いて出来たのがコチラ
まだコレで完成じゃないですよ~
もっと繊細さも出していきたいので、さらにここから表面に模様を彫っていきます。
ペンルーターをつかって模様を彫ります。
この写真も使いまわしです(/ω\)
模様を彫ったガラスに、ピアス金具を取り付けて
いよいよ
完成!!
続きはまた次回(*ノωノ)
もったいぶってゴメンナサイ!!
なる早で更新しますね〜
✴︎オーダーについて✴︎
ありがたいことに2020年分はオーダー上限に達しました!
来年分の受付開始の際はSNSにてお知らせしますので、しばらくお待ちください^^
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