(オーダー制作)シャボン玉ランプ・前編
こんにちは(^O^)
ガラス作家の田中加奈子です!
今回はオーダーいただいて制作しました、ランプについて書きたいと思います。前後編に分けてご紹介しますので、こちらはその前編となります。
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静岡県浜松市のマッサージサロン・喫茶店 ピリカの長谷川朱美さん(以下あけちゃん)よりランプをオーダーいただき制作いたしました!
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あけちゃんは、マッサージサロンを営む傍ら、長年の夢を叶えて、約1年前に喫茶店もオープンされました。以前はお料理教室の先生だったこともあり、あけちゃんのブログやfacebook投稿で見るご飯やパフェはとっても美味しそうかつ目にも美しい(@ ̄ρ ̄@)
今回はマッサージサロン「癒し処 ピリカ」で使うランプをおつくりしました。
あけちゃんのブログを色々読ませてもらっている内に一つのイメージが浮かびました。
それは、
シャボン玉
あけちゃんのまん丸の美しい目と、周りの方々の楽しそうな笑顔がとても印象的でした。シャボン玉って見かけると自然とニコニコしちゃいませんか?あけちゃんにそんな軽やかな明るさと優しさを感じました。
フワフワと軽やかにシャボン玉が舞うランプをつくろう!
そこで問題になるのが、ステンドグラスにとっては良い面でもある
重厚さ
ステンドグラスはガラス片を繋げてつくるため、その繋ぎ目である黒い線が出てしまいます。この線は私は決して嫌いではなく、それを活かした線が美しい作品をつくることをいつも意識しています。
ですが、それが今回の軽やかなシャボン玉のイメージにはどうしても合わないのです、、、
そのため、今回は「フュージング」の技法をつかったランプにすることにしました。フュージングとは、ガラスを電気炉に入れて、熱でガラス同士を熔着させるものです。
これでシャボン玉のパーツをつくり、そのパーツ自体も本体に熔着させることによって、黒い線を最小限におさえることができます。
フュージングについて詳しく書いたブログ
まずはシャボン玉パーツをつくります。
丸く切り出した板状の透明なガラスに、パウダー状の色ガラスと粒状の透明なガラスをのせて800℃で焼きます。
焼き上がりはこんな感じ。パウダー状の色ガラスは焼くと色が変わります。
実際に使うものは少ないのですが、よりイメージに近づけるため、かなりの数を焼いています。
↑の中からイメージに合うものを選んで、ランプシェード本体のガラス(△のガラス)の上にバランスを見ながら並べていきます。
ぷっくりとした感じが可愛らしい。
で、ここから私のこだわりポイント!
このままシャボン玉パーツを△のガラスに溶着しても、ぼってりと(ただ貼りつけた)という感じで、野暮ったくなる可能性が、、、
本当に細かいところなんですが、ここでひと手間加えることで、それを解消することができます。
先程の△のガラスにシャボン玉パーツをのせたものを、真横から見るとこんな感じです。(かなり大げさに書いています)
左側の赤丸で囲んだところが野暮ったさの原因なので、右側のようにすっきりしたカタチにしていきます。
やることは単純です。いらない部分を削っていきます。
このぐるぐる回っている、円盤状の研磨機で削ります。ガラスは熱に弱いので、常に水を垂らして、冷やしながら削っていきます。
先程の図のように削り、△のガラスの上におき、今度はシャボン玉パーツ自体をつくったときより低めの温度で焼いていきます。
焼き上がったものがこちら
ウルっとしたツヤと共に、 シャボン玉パーツと△のガラスとの一体感が出てきましたね!
今回はここまでとして、
次回は続きと仕上りをお披露目します~
お楽しみに☆〜(ゝ。∂)
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小型の作品でしたら1〜2ヶ月程度、大型の作品は4~6ヶ月ほどでお渡しとなります。お時間頂戴してしまいますが、あなたのためだけの一点物を制作しますので、詳細は直接メール(piconoglass@gmail.com)や各種SNSのメッセージ機能にてお気軽にご相談ください^ ^