ガラス作家 田中加奈子の制作日記

作品制作にまつわるエトセトラ

ガラスを焼いて小さな宇宙をつくっています

 

こんにちは(^O^)

 

ガラス作家の田中加奈子です!

 

前回のブログではじめてアクセサリーをつくったお話をしましたが、それからガラスを焼くのにハマってしまいまして、、、

 

 前回読んでいない方はこちらを読んでみてください~

piconoglass.hatenablog.com

 

 

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前回のブログでも書いた通り、普段はステンドグラス技法をつかって制作することが多いのですが、はじめてのアクセサリー制作でフュージング技法(電気炉でガラスを高温で焼きつけて融合させる)が楽しくなってしまって、ここのところガラスを焼きまくっていました。

 

あまりに楽しくて、こんなの買ってしまいました。

 

 片手でヒョイと持てるようなサイズの電気炉

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 中に敷く板もこんな手のひらサイズ

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もっと大きいサイズの電気炉もありますが、小さいサイズのガラスを焼くには大きすぎて勝手が悪いので、こちらを愛用しています。

 

 

 

私は今、このチビ電気炉で【 小さな宇宙 】を感じるガラスをつくっています。

 

 

 

↓の半球状のぷっくりとしたガラスは、「ナギット」とか「ナゲット」と呼ばれていて、ステンドグラスの材料屋さんには必ずおいてあるガラスパーツです。これは一般的には1回だけ焼いてつくっています。(電気炉に入れて焼成する回数が1回ということ)

 

これは以前わたしがつくったナギットで、焼いたのは1回のみ

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これだけでも十分綺麗なのですが、前回ブログで書いたアクセサリー制作の時に、たくさんのサンプルをつくったことで、もっとハッとするような、吸い込まれそうな、ガラスの魅力が引き出せるのではないかと思うようになりました。

 

 

 試行錯誤を繰り返して、満足がいくようなガラスがつくれるようになったのですが、そのガラスは、少なくとも3回多くはそれ以上の5回~6回焼いてつくっています。

 

 

焼く回数を重ねるとどんな風にガラスが変化していくか写真でご説明しますね。

 

 

これはフュージング用のガラスで、板状、粒状、粉状、細い線状等の色々な形状があります。

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↑のガラスを細かく砕いたり、切ったりしたものを重ねたりして、オレンジ色のチビ電気炉に入れます。

 

700℃~820℃くらいの間で、自分のつくりたいガラスの溶け具合を想定して、温度を決めます。ちなみに今回は800℃まで上げます。

 

こんな感じで電気炉に入れますよ~

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まずは

焼成1回目

左側が焼成前で、右が焼成後です。

特に丸で囲んだ二つを注目して見ていってください!

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焼成2回目

1回目で焼きあがったものに、小さいガラス片を追加して、再度焼成します。
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焼成3回目

2回目で焼きあがったものに、小さいガラス片を追加して、再度焼成します。

熱を加えると色が変化するガラスもあるので、それも考えながらガラス片を選びます。

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焼成4回目

3回目で焼きあがったものの中から、もう少しガラスを追加した方が良いものをピックアップして、それらを再度焼成します。

丸で囲んだ二つは1回目から同じ場所で焼いています。
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焼成5回目

4回目で焼きあがったものの中から、もう少しガラスを追加した方が良いものをピックアップして、それらを再度焼成します。

丸で囲んだ二つはこの5回目の焼成で満足いくものになりました。

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仕上りはこちらです!

 

 

 

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小さいけれども一粒の中に宇宙を感じられるガラスたち。

最近はこんなガラスをたくさんつくっています^^

 

他にもたくさんつくったので、Instagramで少しずつご紹介する予定です!Instagramもフォローしてくださいね~

 

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今回はここまで!

次回は先日納品しました新作について書きたいと思います。

 

お楽しみに☆〜(ゝ。∂)

 

 

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