ヒプノセラピーに出会ったきっかけ・後編
こんにちは(^O^)
ガラス作家の田中加奈子です!
前回のブログからヒプノセラピーに関する私の実体験をお伝えしています。今回はヒプノセラピーに出会ったきっかけ・後編です。
前回のブログを読んでいない人はこちら↓を読んでみてください^ ^
なかなか辞められなかった会社を辞めて、はれて自由の身になった私ではありますが、ここからがまた新しい苦難のはじまりでした。
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退職して時間の自由ができたので、制作活動以外でも今までできなかったことを片っ端からやっていきました。
平日の昼間に一人で映画を見たり、
空いてる美術館にいったり、、、
図書館やカフェに入り浸り、
一日中読書したり、、、
凝った料理をつくったり、
マメに寝具を洗濯したり、、、
断捨離&大掃除をして家中ピカピカにしたり、、、
フラ教室に通うようになったり、
母と二人で海外旅行に行ったり、、、
そういったことの一つに↓の本を読んで、本の内容を実行するということもありました。
(私が持っているのは旧版です)
会社員時代に買って少しだけ目を通したのですが、この本で推奨されている「モーニングページ」(毎朝心の声に耳を傾けてノートを書く)を忙しすぎてまったく出来ていませんでした。
退職してからは毎朝これをやろうとノートに向かうのですが、それがとても辛かった、、、
モーニングページは本の中で「脳の排水」とも言われていて、頭に浮かぶことはたとえネガティブなことでもなんでもノートに書いて良いとしているのに、続けることができませんでした。
最初のころは「〇〇をしてみたい」「〇〇に行きたい」とか書けたのだけど、だんだんとそんなことも浮かばなくなってきました。
ノートに向かうと頭の中が砂嵐(昔のテレビのやつ)状態で文字にすると「◎△$♪×¥●&%#?!」というような感じで、何を書いたらいいのかわからず、ノートを塗りつぶしたり、ただぐちゃぐちゃに線を描き殴ったり、「わからない」とか「何もしたくない」という言葉だけを何十回も繰り返し書いたり、今思うと大分ヤバイ感じだったと思います。
その頃から、作品について考えようとすると頭の中が雑音でいっぱいになり、全く集中できなくなりました。
アトリエつきの家も建て、旦那さんに経済活動のほとんどを押し付け、場所も時間も手に入れたのに、あんなに切望していた作品制作ができないなんて、、、
これも今ならよくわかるのだけど、自尊心がない&罪悪感に囚われている状態でアートの存在意義を誰よりも私が疑っていたから、作品制作とは、「大好きな旦那さんを犠牲にして、価値がないものに身を投じ、世の中にゴミを増やす。」そういう前提なんだもん。そりゃできないよね。
どうにか現状を改善したくて検索しまくりました。「集中する方法」とか「頭 雑音」とかとか。検索で引っかかったのは、「瞑想」や「マインドフルネス」。本を読み自己流で試してみたのですが、一向に頭の雑音がなりやみません。
あーもう、詰んだな
もう思いつく現実的な解決法は全て試してみて、これ以上できることは何もない、底をついた。あとは私の心の問題なんだと思いました。
そんな時に「潜在意識」というワードを見つけ、ヒプノセラピーの存在を初めて知りました。
後に私の師匠になるNICOさんのブログを読み漁りました。他のヒプノセラピーに関する読みものにも目を通しましたが、NICOさんのブログと、その中で紹介されていたNICOさんが講師をされているヒプノセラピスト養成講座の卒業生たちのブログが断然面白く、夢中になって読みました。
本当のことを言うとスピリチュアルな世界は苦手意識がありました。ですが、↑の方たちのブログは私のような苦手意識のある人にも理解しやすく、地に足が着いた現実世界での潜在意識の活かし方がわかり俄然興味が湧きました。
直感的に、これは私に必要なものだとピンときて、丁度申し込み期間だった、ヒプノセラピスト養成講座に申し込んだのでした。
ちなみにこの時点でヒプノセラピーを一度も受けたことありません( ・∇・)
だってね、ヒプノセラピーの体験談とか読むと、その時はできなくなってしまっている作品制作でのイメージの拡げ方とそっくりだったんです!
これならば私にもできるかもしれない、、、そしてセルフヒプノができるようになれば、制作活動においても強い味方になってくれるんじゃないかと思ったのです。
初めてのヒプノセラピーを経験し、潜在意識に触れていくことになるその養成講座に申し込んだのは、丁度1年前の今日、2018年8月23日でした。
続きはまた次回☆~(ゝ。∂)
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ヒプノセラピーに出会ったきっかけ・前編
こんにちは(^O^)
ガラス作家の田中加奈子です!
前回のブログでヒプノセラピーとは?についてお話ししましたが、これからは私の実体験をお伝えしていこうかと思います。今回はヒプノセラピーに出会ったきっかけについてです。
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以前書いたブログ、自己紹介~過去のわたし編~では大学卒業から作品制作を再開するまでの間をまるっと省略していましたが、その間は割とおカタめな事務職の会社員をしていました。
大学は周りに山とか川とかしかないところにあり、そこで5年間もこもって作品制作をしていたので、社会性の乏しかった私にとって会社員生活は勉強になることばかりでした。
それは、現実的に地に足をつけて生きていくためには必要な勉強だったのですが、これまで自由奔放に生きてきた私には試練の時期でもありました。
それまでは周囲の人に恵まれていて私の奔放さは温かく受け入れられてきたので、稀にそんな私にどん引く人がいても全然何とも感じませんでしたし、むしろもっと引かせてやろうかとイタズラ心が芽生えるくらいでした。
ですが、仕事はできない、周りに迷惑かけっぱなし、で自尊心はなく、その状況で周囲の多くの人に私の奔放さを冷ややかな目で見られるということを人生で初めて経験し、私は少しずつ自分らしさを失っていきました。
いかに目立たず、いかに迷惑をかけず、いかに無難に仕事をするか
この時期は本気でコレ↑を目指していました。
子供の頃から「ちゃんとしなさい」と言われることが大嫌いで、誰かにコントロールされることが何より嫌だった私が、自らを「ちゃんとした普通の大人」の仮面をつけることでコントロールしていたのです。
そんな仮面が仮面だと自分でもわからなくなってきた頃、仕事量とそれにともなう責任が重くなってきました。
残業時間が増え、常に余裕がなく、イライラするようになってきました。しかもそのイライラの矛先はほぼ自分に向いていて、「私が仕事が出来ないからダメなんだ」といつも思っていました(実際、私は全く優秀ではなく、死ぬほどミスして迷惑かけまくってその度に対策を考えて何とかこなしている状態でした)。
出社をする際に毎日踏み絵を踏んでいるようだとは思っていたのですが、ある時ふと、その踏み絵は自分の顔だということに気がつきました。毎日毎日何年も踏み続けた顔は目も当てられないくらい醜く変形し、元の顔がわからなくなっていました。
「会社を辞めたい」とはずっと思っていたのですが、なかなか決心がつきませんでした。安定していて業績もいい会社で、福利厚生や給与面でも今後これ以上の条件で転職することは不可能だと思っていました。でも一番、決心がつかなかった理由は、大好きな旦那さんに経済活動のほとんどを押し付けることになるのが申し訳なかったからです。同じ会社で働く旦那さん、決してラクな仕事ではないことは私もよくわかっているので、私一人逃げ出すのは運命共同体の旦那さんに対して酷すぎる仕打ちだと。
ですが、このまま働き続けた先に明るい未来が待っていると思えず、旦那さんに退職したい旨を申し出ました。私の話を聞いてくれた旦那さんは「そんなに辛いのならば」と言ってくれました。
しかし、「辞めます」といってスグに辞められるような仕事の状態ではなかったので、仕事の年次のスケジュールを考えて退職日を決めてから会社に退職の意向を伝えようと思っていました。
そんな中、人生初めての人間ドックを受け、癌一歩手前であることがわかりました。
精密検査の結末、このまま放っておくとほぼ必ず癌化するので出来るだけ早く手術した方が良いとのことでした。
この時、自分が癌になって苦しんで死ぬかもしれない恐怖より「これで堂々と退職できる」という喜びの方が正直大きかったのです。
今思えば、そのくらい私にとって「会社を辞めること」は罪深いことだと思っていたのでしょうね。
その後手術は上手くいき、会社には退職を申し出て、半年かけて引き継ぎをして、やっと退職することが出来ましたとさ。
ここまでを読むと、「これで時間もできて自由に制作活動に打ち込めるね!」と思いそう(誰より私がそう思ってた)ですが、そうは問屋が卸さないのですねー。
ヒプノセラピーに出会うまでもう少し。
続きはまた次回☆~(ゝ。∂)
《補足》
会社員時代は気持ち的には苦しいことが多かったのですが、一緒に働いていた皆さんには、覚えの悪い私に手取り足取り仕事を教えてもらい感謝の気持ちでいっぱいです。そして現実的なスキルをたくさん身につけられたこと、今になってそれがとても生きています。あの時代に起きたこと、出会った人全てに感謝。
ヒプノセラピーのおはなし
こんにちは(^O^)
ガラス作家の田中加奈子です!
以前のブログで「制作活動でヒプノセラピーを取り入れている」とお伝えしましたが、興味を持ってくださる方が多かったのでここで、ヒプノセラピーについてお話ししたいと思います。
↓↓↓その時の記事ですよ~
ヒプノセラピーのヒプノとは日本語でいうと「催眠」。つまりは直訳すると「催眠療法」ということになるんですが、
「催眠」って、、、なんか怖そう、怪しそう、って思いません?
正直に言いますが、私もその言葉を初めてきいた時には胡散臭さを感じずにはいられませんでした。
ではなぜ、ヒプノセラピスト養成講座に通い、誰かにセッションをするようにまでなったかということについてはまた次回以降にお話しするとして、
今回は「ヒプノセラピーとはなんぞや」について書こうと思います。
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「ヒプノセラピー」と検索してみるとウィキペディアでは「催眠療法」としてのページが出てきました。
催眠療法(さいみんりょうほう、英語: hypnotherapy)とは、催眠を用いる補完・代替医療の一種である。被暗示性亢進を中心に、催眠現象が持つ様々な生理的・心理的特性を利用し、多様な治療が行われる[1]。心身の回復、同化の促進、緊張の解放、不安感情の低下などが期待され、心理的興奮やストレスが関わる心身症、身体疾患や医学的処置の苦痛など精神科リエゾンの領域でも利用される[1]。自己洞察や行動変容の促進にも用いられる[1]。
出典元:催眠療法 - Wikipedia
難しくてなんのこっちゃ?って感じなので、
師匠から教わったことに私の解釈を交えてご説明しますね。
ヒプノセラピーとは、、、
呼吸・イメージ・セラピストの誘導で、心と身体を深くリラックスさせ、普段の生活では意識していない「潜在意識」にアクセスすることによって、本当の自分思いや願いに気づいたり、抑え込んでいた気持ちを解放したりすることで、より本来の自分らしく生きられるようになるセラピーです。
「顕在意識」と「潜在意識」について
人の意識は氷山を例に説明されることが多いです。↓の絵を見ると、海面から出ている部分が「顕在意識」、海中に隠れている部分が「潜在意識」とありますね。このように人の意識の大部分が「潜在意識」で占めていて、それは全体の90%とも95%とも言われています。
ではそれぞれを簡単に説明しますね。
●「顕在意識」→表面意識、普段頭で認識できている意識、論理的な思考、判断力など
●「潜在意識」→無意識、さまざまな記憶、クセ、思い込み、直感、感覚など
「潜在意識」について補足すると、未整理の倉庫みたいなところで、普段は思い出されることのない大小様々な記憶や感情が時系列関係なく眠っているイメージです。
とつぜんですが、私はヒプノセラピーはダイビングに似ているなぁとも思っていて、ヒプノセラピーでいうところの「催眠状態」は、自分の潜在意識(海の中)に限られた時間内でダイブして、その時に必要なコト・モノだけを見に、あるいは掴みにいって、また顕在意識(海面の上)に、戻ってくる…そんな深層心理へのダイビングといえるんじゃないかなと、、、
これはつくりかけの作品で、氷山の海から出てるの部分(顕在意識)。海の中の(潜在意識)の部分をどうつくるかがこの作品のキモです。
そして、これは私がヒプノセラピーが好きな理由でもあって、ヒプノセラピーって凄いなと思うところの一つなのですが、「腑に落ち感がハンパない」のです。セッションの間はセラピストからの誘導はありますが、自分で感じたイメージを中心に進めていくので、あくまで自分の中のこと。
深ーいところでの、自分でも知らなかった自分自身との会話のようなのです。
自分の問題や課題、あるいは才能を自分で見つけて、自ら癒し解決し、自分自身を成長、開花させていくそんなセラピーなのです。
今回はヒプノセラピーについて簡単にご説明しましたが、まだまだアタマの中は???がいっぱいかと思います。
次回以降で、実際の私の体験談をブログにしていきたいと思います。
お楽しみに☆~(ゝ。∂)
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ガラスの削り方とハンダづけについて
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ガラス作家の田中加奈子です!
前回は曲線のガラスカットについて説明いたしましたが、今回はそのカットしたガラスを削って整えるところと、皆さんお待ちかねのハンダづけの動画です!
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まずは前回カットした、ここのガラスのカタチを卓上電動ルーターを使って整えます。
この動画、私が言うのもなんですが非常に地味です。倍速で見ること推奨いたします。
そして次はついにハンダづけの動画ですよ〜(^o^)
子供の時に図画工作?技術?の授業でやったことがある方も多いと思いますが、ステンドグラスではハンダ付けする意図や面積が全然異なります。見ているのも、作業するのもこのハンダづけが一番面白いと思います。
いかがでしたか〜?
面白い!やってみたい!と思った方はお近くのステンドグラス教室を探してみてくださいね^ ^
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【ガラス豆知識】
ハンダづけのハンダとは漢字で書くと「半田」で、主に錫と鉛を主成分にした合金です。アクセサリーなど身につけるものには鉛を含まない「鉛フリー半田」をつかうので安心ですよ^ ^
ガラスカットの仕方(曲線の場合)
こんにちは(^O^)
ガラス作家の田中加奈子です!
前回は直線のガラスカットについて説明いたしましたが、今回は曲線のガラスカットのお話です。
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今回は曲線のガラスカットの動画をお見せしたいと思うのですが、記憶に新しいこちらの作品のガラスカットです。
ちなみにわたくし、
ガラスカットは大変苦手です('◇')ゞ
しかも今回なかなか手強いカタチなので、かなりてこずりました。強調しますが、この動画はどうやってガラスを切っているかを紹介したくて撮りました。なので、実際に自分でガラスカットをしようと思っている方は参考にしないでくださいねー!!もっと上手な方の動画を見ることを推奨します。
それでは、わたしの危なっかしくてハラハラする、曲線のガラスカットをご覧ください^ ^
また、頭しか映っていなかったり画面が真っ白になってたり画像が荒かったりと動画としての質はひどいです。長いので倍速をおススメします!
臨場感溢れる動画だったでしょう( ̄∀ ̄)
下手でも作品は作れるのです。
補足をすると、動画の中でカッターのお尻でガラスをカンカン叩いていましたが、こちらはちゃんとそういう用途で作られていて、叩くことでヒビを入れて割りやすくしています。
今回は以上でーす。
次回はガラスを削ってカタチを整えるところと、ハンダづけ作業の動画をお送りしたいと思います!
お楽しみに〜☆〜(ゝ。∂)
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【ガラス豆知識】
切りたいカタチでガラスカットの難易度が変わりますが、それ以外にも高価なガラスほど繊細につくられていて難しい、、、アンティークガラスだと同じものが手に入らないし、失敗するとしばらく立ち直れません、、、
ガラスカットの仕方(直線の場合)
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ガラス作家の田中加奈子です!
今回はガラスカットの方法を解説をしたいと思います^ ^
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ステンドグラスの作り方で「ガラスを切る」「ガラスカット」という言葉が必ず出てくるのですが、ガラスカットを見たことある人って少ないのではないかと思い、今回はしっかりその方法を解説いたします!
実はずっとこういった技法解説をしたかったのですが、写真と文章ではどうにもこうにも説明が伝わりづらい、、、勇気を出して動画を撮りました。
そしてこのはてなブログには直接動画を貼れないので、YouTubeにあげてから動画を貼るという方法をとりました。
ユーチューバーになるつもりはないので、編集は全くしていませんし、動画としての完成度は極めて低いので、心してご覧ください( ・∇・)
それでは前置きが長くなりましたが、直線のガラスカットの解説動画になります。
どーぞ!
途中、私の頭しか映っていないところがあります、、、
《ガラスカット・長い直線編》
《ガラスカット・短い直線編》
動画内で出てきた道具についてもう少しご説明します。
「マット」と呼んでいたこちらの作業台。これは本当に便利でカットする際にはなくてはならない道具の一つです。これがない場合は、一回カットする毎に机をホウキをかけないと、下に落ちたガラスの細かい破片のせいで、次にカットしようと置いたガラスにキズがついたり割れたりします。それに手も切ります。
ガラスカッターについても補足です。
カッターの本体に、刃の滑りを良くするためにオイルが入っています。そしてこれは他にやっている話をあまり聞かないのですが、中にティッシュが入っています。カットする際にオイルがどばーっと出るの防止のためです。見た目はかなりなんですが。
ちょっぴり指切りました
今回は以上でーす。
次回は曲線のガラスカットについて解説したいと思います。
お楽しみに〜☆〜(ゝ。∂)
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【ガラス豆知識】
素手でガラス触ってて大丈夫なの?とよく聞かれますが、やっぱり時々手を切ります。でそこで便利なのが「キズパワーパッド」。普通の絆創膏に比べるとお高いのですが、その後の水仕事にも耐えられるし、キズの治りも早い!!以前は液体絆創膏を愛用していましたが、今はこちらが私の相棒です。液体絆創膏の悶絶するほどの痛みもちょっぴり快感だったので、少しさみしくもありますが。
BAND-AID(バンドエイド) キズパワーパッド 指用(指巻用4枚、指関節用2枚) 6枚 絆創膏
- 出版社/メーカー: ジョンソン・エンド・ジョンソン
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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(オーダー制作)完全オマカセのオーダー・制作過程の後編
こんにちは(^O^)
ガラス作家の田中加奈子です!
「完全オマカセのオーダー」の作品について、その制作過程をブログに綴っています。今回はその後編です。
前回のブログを読んでいない人は是非↓こちらも読んでみてくださいね^ ^
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前回のブログでは作品制作の8割を占めると思っている考える部分の過程を紹介しましたが、今回は実際に手を動かすところをご説明したいと思います。
①実物大で絵に描く
壁にかける作品なので、壁に紙を張り付けてバランスを見ながら描きます。これだ!と思える線が描けるまで何度も描き直します。今回は苦戦して消しゴムがなくなっちゃうんじゃないかというくらい描き直しました。
②ガラス選び
透明なガラスでも色んな模様があるので、イメージに合うものを探します。
③ガラスカット
この時ガラスカットの動画を撮ったので近日中に別にブログにしますね~
ガラスを切り終えたところ
④ガラスに穴をあける
今回の作品は時計の機能をもった作品なので、ムーブメントを取り付ける穴を、ハンドリューターを使って削るように穴をあけます。
ガラスは局所的に熱が加わると割れてしまうので、水に浸して摩擦熱を冷やしながら削ります。
⑤銅テープを巻く
ハンダ線の染めずにシルバー色のままの作品になるので、裏面が銀色のテープを使います。
⑥ハンダづけをする
ここも動画をとったのでまた改めて~
ガラスがずれないようにピンで固定して作業をします。
ガラスが入っていない、輪っかだけのところが二箇所あるのですが、ここは太めの銅線を使います。設計図に合わせて曲げ、テープで固定してハンダでメッキします。
⑦洗浄&時計のムーブメントをセット
よーく洗ってムーブメントをセットします。
⑧仮設置
設置してイメージどおりになっているか確認。
⑨時計の針をカスタマイズ
このムーブメントにあう市販の針はカタチ違いで40種類くらいでそれぞれに色が2~3色展開しているのですが、イメージに合うものがほぼない、、、。なので最初から加工する前提で理想に近いものを購入します。
今回はカタチはいいのがあったのですが、色がゴールドのみ、、、。試しに↑で写真にとり、お絵描きアプリで色を試してみます。
元のゴールド色
試した色は淡いブルーグレー、黒、白、ネイビー、こげ茶
結果、マットな淡いブルーグレーに色を塗装することに。
写真は色むらがありますが、この後重ね塗りしています。
塗料が乾いたら、針をセットして、、、
⑩完成
透明なガラスではありますが、それぞれに異なる模様があり、光の反射によってそれがよくわかります。
作品を壁から離して設置することで、ガラスの模様が美しい影となり、水面のよう、、、
引きで見るとこんな感じ、、、
うん!
我ながら良い作品に仕上がりました!!
実際に設置した状態はこちらのブログを見てくださいね。
今回は以上です!
次回以降はこの作品をつくった時の動画を見てもらおうかと思っています。
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《番外編》
全て終わった後の、原寸大で描いたデザイン画。ここの上でハンダ作業等行っていたので、油のシミやテープがそのままなのですが、まるで星図や天文図のよう。ハッとする美しさで目を奪われました。